日立システムズ エンジョイ!クラシック 三宅進の【チェリストの孤独】セカンドシーズン、第2回目の放送です。三宅さんは先月から「オーケストラコンサートへ行こう!」プロジェクトとしてお話を頂いています。

この番組、毎月第2土曜日の夜の放送なのですが、きょうは、仙台フィル定期演奏会のあとなので、きっとオーケストラコンサートから帰ったばかりで聴いてくださっている方もいらっしゃるでしょう。

仙台フィルの定期演奏会は、金曜日の夜と、土曜日の午後。2日間にわたって日立システムズホール仙台コンサートホールで行われています。

さて、本日は演奏会場でのちょっとしたマナー、演奏会あるあるについてお話しします。

クラシックの演奏を聴きに行く場合の服装についてですが、まずクラシック音楽の歴史そのものが、コンサートへ行こうっていう習慣を変えてきました…、例えば先月紹介したバッハのブランデンブルク協奏曲の時代には、いわゆる王侯貴族の宮廷に、音楽家が「雇われて」いて、召し抱えられて演奏をしていたお客さんからのニーズにお応えしての音楽だったわけです。

もちろん宮廷の音楽ともなれば、正装で男性は礼服にかつらをつけたり、女性も、音楽会のある場が舞踏会だったりしているのですごい裾の広がったドレスとかを着用していました。

その後クラシック音楽は、段々市民のためのものになっていき、各地に大きな劇場が出来はじめて、いわゆる「興行」としての演奏会になっていくと、演奏会場が社交の場になっていきます。もちろんそこにもおしゃれして行く雰囲気は今もありますし、よそゆきの感覚を楽しめる場所として華やぎがあるのも事実です。

次に、拍手なのですが(演奏おわりで)拍手しながら、「ブラボーーー!」と言いたくなる気持ち、わかります。僕たちも弾ききった感じがする…のですが、実はまだ、交響曲の第3楽章で、このあとに「悲愴」という名の付いた理由ともとれるドラマティックな4楽章が待っているのです。。。

交響曲や協奏曲の場合複数の楽章をまとめてひとつの物語のようにくくると、楽章と楽章の間の拍手は原則としてしないことになっているんですよね。でも、曲によっては4つある楽章のはずなのに、3楽章と4楽章が「アタッカ」という繋げて弾く曲とかもあって…。そういう時にはプログラムに解説文が書いてある場合もあるので、「虎の巻」になりますよ。

シンフォニーの最後は人間が息をひきとるときのような最弱音での演奏が僕たちにとっても最大限の神経を使うところです。指揮者も命を削っています。なので、そこで、たたみかけるように拍手しちゃうと、そのみんなで築いたとってもこわれもののような膜がぶちっと壊れちゃうので、お客様にも指揮者や我々と一緒に、息を飲んで、その余韻の中で、音楽を少し振り返る時間を持っていただけると、その空間ごと音楽になります。

拍手をする私たちの方もその演奏会をつくっていますね。その時々の聴いた音楽にどんな拍手を送ると素敵か・・・というのも、コンサートの醍醐味の一つかなと思います。

そして、咳。

緊張すると喉が渇いてくる、そしてのど飴をだしたい!その出した時の音、結構なボリュームですよね。ホールは響くのでねえ。これは全国のホールでも問題になっているので飴のメーカーと一緒にコンサート専用の「音の鳴らない飴袋&オリジナルコンサート用のどあめ!」の開発に努めたいなと思っています。

それからスーパーのレジ袋音。音楽関係者の間では、音の鳴らないビニールを提供していますので、みなさんもご注意を。

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