第9回放送:9月12日放送

西沢澄博の「オーボエ吹きのつぶやき セカンドシーズン!」第3回目の放送です。
題して、「祭だ!ワッショイ!」です。ワッショイ!景気がいいですね!それでは早速まいりましょう。

 

西沢澄博の「オーボエ吹きのつぶやき」1曲目は 外山雄三:管弦楽のためのラプソディです。
演奏しているのはまさしくオーケストラ。八木節のメロディを吹くのはいなせなトランペットとヴァイオリン、打楽器も大活躍のこの曲、これは、仙台フィルの前音楽監督で、指揮者・作曲家としても知られる外山雄三さんの「管弦楽のためのラプソディ」という曲なんです。

今は、途中から聴いて頂いたんですけど、冒頭は、あんたがたどこさだったり、月が~出た出た~月が出た~って民謡だったり、横笛、フルートの長いソロがあったり、日本の地方のお祭りに伝わる民謡をオーケストレーションして作った作品なんですね。

この曲は、日本のオーケストラが、海外公演なんかに出かける時に、アンコールなんかでね、演奏したりもするんですけれども、僕らも、異国の地でこうした日本のお祭りの音楽を奏でると、日本人の血が騒ぐっていうか、ああー、なんか、アイデンティティにしみついてるなーって、気づかされたりしますね。
・レスピーギ《ローマの祭》
さて、先ほど、日本の祭の音楽を集めた曲を紹介したけど、今、聞こえてきたのはレスピーギ《ローマの祭》です。
ローマ!そうなんです。この曲は、「ローマの松」「ローマの噴水」とならぶ三部作なんですけど描かれているのは、生贄にされた人間が猛獣に食い殺されるという、ちょっと怖い
古代ローマの競技というか見世物を描写していたり、イタリアを賛美するような美しい部分があったり、ちょっとグロテスクな感じもありつつ華やかな曲ですよ。

仙台フィルは、過去に、この曲を、山形交響楽団の合同公演として演奏。
各楽団の首席が、交代で首席を吹いたり、どちらの楽団の音でもない、それぞれの持ち味を残しつつも、その時だけの音がする合同演奏会は、すごく祭っぽくて楽しかったですね。またやりたいなあ。

こういう合同公演のようなお祭りも楽しいですけど、夏の間は「音楽祭」とか「夏合宿」っていうのが、音楽関係者には盛んにおこなわれることで、僕も奥志賀へ千葉大のメンバーと行ってきて、楽しかったですよ。
それから、オーケストラプレイヤーのための音楽祭もあるんですよ。海外のオケのプレイヤーを招聘しての音楽祭。僕たちプロ・・・になっても本来は勉強ってずっと続くわけなんですけど、なかなか「習う」とか「客観的に見てもらう」ということが機会が少なくなってしまうんですね。でも、そうしたオーケストラプレイヤーならではの悩みとか、なんとか打破したいなーっていうヒントを探すようなきっかけ探しのためにこういう大人のための講習会というか、音楽祭に参加すると、やっぱり色々な人と出会うので、大きな刺激になりますね。音楽祭で感じ得たことを、また自分のオケに持ち帰って、また試してみようという原動力にもなります。海外のオケプレイヤーたちと講習の後はお酒を酌み交わしながら、オケ事情をきいたり、僕なんかはオーボエ奏者ならではで、リードの話をしたりもして情報交換しましたね。あとは、いろんな楽器の奏者が来ているので夜な夜な、室内楽の初見大会なんかもしたりして音楽で遊んでました。普段は、練習早く終えて遊びたいなーって思うんですけど、その時は音楽で、遊んじゃう。不思議な時間です。

さて、そして、仙台にも、素敵な音楽祭が、今月の末にありますよね。
「せんだいクラシックフェスティバル」略してせんくら。
本日は、素敵なゲストをお迎えしています。仙台フィルハーモニー管弦楽団事務局から、「せんくら」も担当されている後藤美幸さんです。
なんと、実は後藤さんは、オーボエ吹きでもあるんですよ。

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