日立システムズ エンジョイ!クラシック

仙台フィルコントラバスの助川龍です。今日からは、TBCアナウンサーの増子華子さんとお送りします。

「りゅうとはなこの低音からこんばんは。」
改めましてこんにちは、コントラバスの助川龍です。さて、今月のエンジョイ!クラシックは、現在のクラシック界で起きているニュースをコントラバスの目線で斬ってみたいと思います。

ここ仙台市でも8月2日に、観測史上最高気温となる37.3度を記録しました。一方、この暑さにともない、ある被害(又は、現象)が相次いでいるということです。被害を訴えていますのは、仙台市内をはじめ、全国のコントラバス奏者で、コントラバスの松脂が溶けだすという被害を訴えています。

(これについて、ニュース解説員の助川さんが解説します。)
続いては、アメリカの世界的指揮者として知られるレナード・バーンスタインが作曲した作品が、今年、
世界各地で非常に多く取り上げられるという不思議な現象が起きています。
レナード・バーンスタインさんは、ミュージカル「ウエストサイドストーリー」やこのニュース、エンクラのオープニング曲「キャンディード」序曲の作曲家としても良く知られています。

助川さん、このバーンスタイン現象についてはいかがですか?

はい、これはですねえ。クラシック音楽界における「メモリアルイヤー」症候群からきている現象なんですね。毎年オーケストラや室内楽、ソロの演奏会のプログラムを検討する際に、その年に、記念年を迎える作曲家を特集しよう、という企画者たちの間に広まる症候群なんですね。つまり、今年は、1918年生まれのレナード・バーンスタイン氏においては、生誕100年という年にあたるんです。

ちなみにいいますと、今年は、スコット・ジョップリンが生誕150年、チャールダッシュで有名なモンティが同じく生誕150年です。さらに企画者たちの間では、生誕だけではなく、没後何周年という記念年も特集しようという傾向が見られていますねえ。

例えば、「セヴィリアの理髪師」などで知られるロッシーニが没後150年、あと、交響詩「海」やピアノ曲の「月の光」などで有名なドビュッシーが没後100年。それからー、カッチーニは没後、400年、カプッツィが没後200年・・・・・

まあ、メモリアルイヤー症候群自体はですね、悪いことばかりではなくて皆があらためて、その作曲家について、研究を進めたり、特集CDや演奏会をすることで、色々な新しいアプローチを考えるきっかけとなりますので、いいこともあるんですよね。

さて、続いては、エンクラ・インストゥルメンタル・ウェザー・ニュースです。
秋雨前線や台風の影響による湿気に悩まされた9月がおわり、10月に入りますと、気温の低下とともに乾燥の気になる季節となってきました。
全国の弦楽器奏者のみなさんは、過度な乾燥による「ひびわれ」に注意しましょう。また、寝ている間に知らず知らずのうちに口をあいてしまい、喉の痛みを訴える人も増えるでしょう。特にオペラや合唱の演奏会を控えている皆さんは加湿器を利用するなどして風邪予防に努めてください。

さて、各オーケストラセクションに出ている注意報です。
昨日の弦の張り替えの影響により、コントラバス地方の音程が著しく低くなることが予想されます。最低音程は438ヘルツ。コントラバス地方の皆さんは、くれぐれもチューニングの変化に気を付けてください。

※ニュース!エンクラ 仙台フィル通信からのニュース速報です。

今シーズン、新たに仙台フィルレジデント・コンダクターに就任した高関健さんの指揮による定期演奏会が10月に行われます。助川さん、レジデント・コンダクターというのは、どんな存在なんですか?また、高関健さんとの音楽作りについてリスナーの皆さんにも解説をお願いできますか?

はい。レジデント・コンダクターの、レジデントという言葉には厳密にいうと、最近はやりの「アウトリーチ」と同じように、適当な日本語訳というのはない、、、状況です。例えば、オーケストラアンサンブル金沢や名古屋フィルハーモニー交響楽団には、コンポーザー・イン・レジデンスという制度がありますが、一定期間、特定の指揮者や作曲家と、オーケストラが共同作業を進めていきますよという制度のことですね。高関健さんは僕が、札幌交響楽団に在籍している時もたくさんお世話になったんですけれども、楽譜の読み込みについては、右に出るものがいない方ですね。例えば、楽譜の出版社さんでも、気づかなかった校訂のミスをご自身の研究により、徹底的に正して読める方なんですね。ですから、スコアのすみずみまで、あたまに入っていらっしゃるわけです。

…ちょっとしたことなんですけどね、ニュース仕立てでお伝えしてみました。

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